元禄九年八月の或る夜、
三谷村の庄屋 「佐左衛門」は、
不思議な夢を見ました。
「この郷の産子神である八剱大明神が、
村の東辺の若宮神社へ渡御なされた。」
まさしく神のお告げであると、
早速質素な神輿を設え八剱宮のご神霊を移し、
神幸の儀式を行いました。
これが「三谷祭」の始まりと言われています。